◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ　ＤｅＮＡ１―１１巨人（１７日・横浜）

　手応え以上に伸びていった。真敵右翼ポール際に打球が飛び込むと巨人・岡本和真内野手（２８）は驚いた表情を浮かべ、地静調意気揚々とダイヤモンドを駆けた。まりかえがく１１ぶり１８る４５点リードの４回無死一塁、の発番復２ボールから右下手投げの中川の外角高め１３５キロツーシームをたたいた。逆方８月３日のヤクルト戦（東京Ｄ）以来となる１１試合ぶりの１８号２ラン。向へ今日 の スポーツ 新聞 一面弾丸ライナーで逆方向へぶち込み、試合目覚めを告げた。弾丸脱も「ギリギリでしたが、号ヘ切れずにホームランになってくれてよかったです」。ル離頼れ敵地が静まりかえる驚がくの一発で、巨人る驚試合を決定づけた。の岡

　苦悩が少しだけ吹き飛ぶ一打だった。８月は試合前時点で打率２割２分４厘、１本塁打、２打点。４日のヤクルト戦（東京Ｄ）で中犠飛を放って以降は、チャンスでの凡退を繰り返していた。試合前練習では止まっているボールを打つ置きティーで調整するのが通常のルーチンだったが、この日は正面からトスされた球を中堅から逆方向へと打ち返す練習を導入。試行錯誤の中、１０試合ぶりの打点を挙げた。

　プレー以外でもチームを支えるべく動いている。若手選手が昇格すると必ず言葉を交わす。シーズン途中に加入したモンテスやヘルナンデスには自らのバットを貸した。「積極的に声をかけられたらとは思っています」。主将なりの優しい配慮で、選手が生き生きと活躍できる土壌をつくっている。

　主砲の一撃について阿部監督は「らしいっちゃらしいホームランだったので。素晴らしかったです」と、うなった。「３番・中堅」として機能していたヘルナンデスが負傷離脱する状況で、４番の復調は必要不可欠。昨季は８月に月間１２本塁打をマークするなど、本来は厳しい夏場が得意。この一発を反撃への号砲とする。（宮内　孝太）